2018年12月

4件の投稿

  この雪の 消残るときに いざ行かな 山橘の 実の照るも見む 大伴家持   このゆきの けのこるときに いざゆかな やまたちばなの みのてるもみむ おおとものやかもち   この雪がまだ消え …
  葦辺行く 鴨の羽交ひに 霜降りて 寒き夕べは 大和し思ほゆ 志貴皇子   あしべゆく かものはがひに しもふりて さむきゆふべは やまとしおもほゆ しきのみこ   葦がはえる水辺を泳ぎ行 …
  天にます 月読壮士 まひはせむ 今宵の長さ 五百夜継ぎこそ 湯原王   あめにます つくよみをとこ まひはせむ こよひのながさ いほよつぎこそ ゆはらのわうきみ   天にいらっしゃる月読 …
いづくにか 世をばいとはむ 心こそ 野にも山にも 迷ふべらなれ 素性法師   いづくにか よをばいとはむ こころこそ のにもやまにも まよふべらなれ そせいほふし   どこへか世を避け逃れようか どこ …
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