折りて見ば 落ちぞしぬべき 秋萩の 枝もたわわに 置ける白露 詠み人知らず をりてみば おちぞしぬべき あきはぎの えだもたわわに おけるしらつゆ よみびとしらず 折って見てみたならば 落ちて …
2018年9月
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秋の夜は 露こそことに 寒からし 草むらごとに 虫の侘ぶれば 詠み人知らず あきのよは つゆこそことに さむからし くさむらごとに むしのわぶれば よみびとしらず 秋の夜には 露がことさらに寒 …
詞書 藤原三善が六十賀によみける この歌は ある人 在原時春かともいふ 鶴亀も 千歳ののちは 知らなくに あかぬ心に まかせはててむ 伝 在原滋春 (在原時春 作 との説もあり) …
昨日こそ 早苗とりしか いつのまに 稲葉そよぎて 秋風の吹く 詠み人知らず きのふこそ さなへとりしか いつのまに いなばそよぎて あきかぜのふく よみびとしらず ほんの少し前 昨日あたりに苗 …