ああ・・・季節は動いて行く・・・

をしめども とまらぬ春も
あるものを
言はぬにきたる 夏衣かな
素性法師

をしめども とまらぬはるも
あるものを
いはぬにきたる なつごろもかな
そせいはふし

惜しんだとしても行ってしまう春もあるというのに
頼みもしないのに次の季節がやって来たから夏の衣を着ているのだよ

 

上手く表現できないけれど 今の季節は 何と言うのでしょうか・・・
春ではないけれど 夏でもないような・・・
それは暑い日もあるけれど気温がこう 上下しますよね・・・

ですが梅雨でないことは確かなので梅雨寒ではないし
すでに田んぼに水が入ったことでしょうから
そんなことも関係あるのかなあ・・・ないかな・・・

要するにあれですね、季節感が何か違うような気がしてしまうのですね。
気のせいでしょうか。でも春らしくなかったぞ今年は。
なのに季節は動いているんです。当たり前ですね。

気持ちばかりが置いてきぼりをくっています。
たぶん身体も置いて行かれている・・・・・・。
それでもって、もうすぐ衣替えじゃないかあ・・・。

 

何があったかはわかりませんが昔の人もそんな気分があったようで、
だから上の歌です・・・。

そうだよ、気持ち的には 呼んでもいないのに夏が来るんだよ、
立夏もとっくに過ぎたんだよ、
何だかよくわからないけれど あんまりだよ・・・。

こういう気持ちというのは、天に唾するようなことでしょうか。
ありがちな気もしますが。

衣替えのけっこう前から、もうすっかり夏の装いの方々も見かけます。

ああ、早いなあ・・・。自分は何やってるんだろうなあ・・・。
季節の変わり目でいろいろ思う・・・。

昔の人もそんなに変わらず似たようなことを感じてでもいたのでしょうか。
そう思えば不思議と元気づけられる気がしてきます。
人は昔も今もそんなに変わらないようですね。

 

願わくば
できれば
せめて心だけでも
進化みたいなことはできないものか
何といっても
身体のほうは無理がある
鍛えれば何とかなる・・・
うーん
多少はね
多少は
そういうものだよねえ

 

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